もはや現金不要?100%クレジットカード生活は夢じゃない?!

お財布を持たずにお出かけ!その時に、欲しい物が見つかった場合どうしますか?そうですね、クレジットカードや電子マネーがあれば、カードで買い物ができますよね。
今では、おサイフケータイやApple Pay(アップルペイ)を利用すれば、スマートフォンさえ持っていれば、いつでも欲しい物が買えちゃいます。
でも、現金がないと不安、クレジットカードは嫌い!と言った、現金主義の方もいらっしゃいますよね。そんな方には、クレジット(後払い方式)でない、デビットカードや電子マネーがおすすめです。
今回は、100%クレジットカード生活が実現できるかを、検証を踏まえながらご紹介していきますので、お楽しみに。
100%クレジットカード生活は実現可能!理由はキャッシュレス政策
先に、100%クレジットカード生活が可能であるかどうか?その答えを言ってしまいましょう。
100%クレジットカード生活は実現可能なのです。
政府が進めるキャッシュレス化!2020年を目標に勢いが加速
100%クレジットカード生活が実現可能と断言できるのは、現在、政府が進めているキャッシュレス化にあります。
- 政府が進める「キャッシュレス・ビション」
- 総務省・経済産業省・消費者庁が連携している
- 2025年大阪万博までに、キャッシュレス化80%を目指す
このように、政府が政策として進めている現実が、断言できる根拠の一つになります。
ETCも根拠の一つ!ほとんどの車にETC車載器がついている
現実的な根拠として、ETCが良い例となりますね。今やETC車載器が付いていない車は、ほとんどないと言っても良いでしょう。
上記のグラフが証明しているとおり、平成30年10月時点でのETC普及率は90.1%となっています。
- ETC普及率が90.1%となっている
- ETC利用には、クレジットカードが必要
- クレジットカードの普及率も同時に上がっている
ETCを利用するにはETCカードが必要ですよね。そして、ETCカードはクレジットカードの追加カードとして発行されます。つまり、ETCを利用している方は必ずクレジットカードを持っていることになりますからね。
ショップに朗報!導入費・手数料0円のPayPay(ペイペイ)が登場
小さなショップでは、クレジットカード利用をためらう事情があります。それは、カード会社へ支払う手数料と、カードリーダーなどの初期投資が必要なことです。
PayPayの登場で、小さなショップでもスマホ決済が可能
政府の政策でも、ショップへの初期投資を軽減するような動きがありますが、PayPayの登場でショップでの電子決済が加速するでしょう。
- 初期導入費0円
- 決済手数料0円
- 入金手数料0円
- Alipayも決済手数料0円
このようにPayPayなら、これまでショップが悩んでしたコストの問題を、一気に解決してくれます。
もちろん利用者が、PayPayを利用できるようにスマホ設定しないとダメですが、アプリをダウンロードしてクレジットカードと連携すれば、簡単に利用することが可能となっています。
ファミリーマートなどでPayPayのイベントを開催していますので、見たことがある方も多いはずです。
Alipayで外国人も利用可能なので、知名度が広がればPayPayでの電子決済が、スタンダードになるかも知れませんよ。
クレジットカード利用なら、18歳以上でないとダメなのではないですか。
ただし、スマホにアプリをダウンロードする必要があるので、クレジットカードと言うよりも、スマホを持っているかどうかが重要になってきますね。
キャッシュレス化への現状を解説!自販機もキャッシュレス対応
先に、100%クレジットカード生活が実現すると断言した根拠をお伝えしました。
次に、本当に可能であるのかを、現状の生活から解説していきますね。
マルチマネー対応自動販売機!電子マネーがあればOK
上記画像の自動販売機は「マルチマネー対応自動販売機」と呼ばれていて、現金・電子マネーどちらでも利用できる自動販売機です。
電子マネーは次の種類が利用可能となっていますが、自動販売機によって交通系電子マネーは異なってきますので、その点はご注意くださいね。
電子マネー | 種類 | 利用度 |
---|---|---|
iD | クレジットカード付帯 | ◎ |
楽天Edy | クレジットカード付帯 | ◎ |
WAON | クレジットカード付帯 単独カード |
〇 |
nanano | 単独カード | ◎ |
Suica | 交通系電子マネー クレジットカード付帯 単独カード |
◎ |
Kitaca・TOICA・ICOCA・SUGOCA PASMO・nimoca・manaca・はやかけん PiTaPa |
交通系電子マネー 単独カード |
△ |
※◎:ほとんど利用可能 〇:ほぼ利用可能 △:地域によって異なる
コカ・コーラ自動販売機は、Coke On Payでお得になる
日本コカ・コーラでは、Coke ONサービスを開始しています。「Coke On Pay」の表示があれば、現金は必要なくアプリのみで購入することができますよ。
しかもスタンプを貯めれば、ドリンクが1本無料で購入できるメリットもあります。
ローソンがセルフ決済サービスを導入!ローソンスマホペイで実証実験
2018年4月23日(月)~5月31日(木)までの期間限定で、東京都内の3店舗にてスマホ専用アプリ「ローソンスマホペイ」を利用した、セルフ決済サービス(無人店舗)の実証実験を行っています。
セルフ決済サービス(無人店舗)の概要は、上記のとおりです。
結果は誤動作はゼロで、実験としては成功したようですが、商品に取り付けるタグが大量に必要となる為、タグのコストダウン(1枚1円以内)が成功しないと、事業展開は難しいようです。
ですが、スマホが普及すれば近い将来国内でのコンビニでも、無人化が実現しそうですね。
その時に必要になるのが、クレジットカードなど電子決済できるアイテムとなる訳です。
無人店舗の実現も、先ほどのPayPayと同様にスマホを持っているかが鍵となりますので、中国程の普及速度はないと私は思っています。
検証リポート!実際に100%クレジットカード生活を行ってみた結果
本当に100%クレジットカード生活ができるのか!?それを実際に検証してみました。
ここに検証リポートを報告しますので、是非ご参考にしてみてください。
利用したクレジットカード・電子マネーの種類
今回、100%クレジットカード生活を検証するのに利用したクレジットカード・電子マネーは、次の7種類です。
カード | 種類 |
---|---|
LINEPay auWALLET |
プリペイド式クレジットカード |
楽天ピンクカード | クレジットカード |
三井住友VISAデビット | デビットカード |
nanano WAON(クロネコメンバーズ) Suica |
電子マネー |
自己セキュリティ対策は必要!先ずは預金口座に生活費を設定
100%クレジットカード生活を安全に実行するには、使い過ぎに注意しないといけません。
なので、先ず最初に利用する預金口座に生活費としての残高設定を行いました。
- LINEPayと三井住友VISA利用に5万円
- auWALLETに2万円をチャージ
- nanacoには5千円をチャージ
- WAONには残高3,520円あり
楽天ピンクカードでの利用は、自己管理として2万円の設定をしています。このように最大約10万円を、生活費として利用できるようにしました。
ローソン・ファミリーマートのコンビニは、楽天Edyを利用
ローソンやファミリーマートを利用する際は、楽天ピンクカードに付帯している「楽天Edy」を利用しました。
- オートチャージ設定をしている
- ローソン利用で、楽天スーパーポイントが5倍になる
- 現金利用より絶対におトク
- Tポイント・Pontaポイントも貯まるので2倍おトク
セブンイレブンはnanaco利用!セブンアプリでおトクに買い物
セブンイレブンでは、楽天Edyのオートチャージができませんから、残高のみとなってしまします。なので、セブンイレブンではnanacoを利用し、セブンアプリと連携させておきました。
- nanacoとセブンアプリを連携しておく
- nanacoで支払うと、自動的にアプリに反映される
- ポイントアップ商品もあるので、現金よりおトク
スーパーや商店での買い物は、三井住友デビットカード
食材やその他生活必需品の買い物は、三井住友デビットカードを利用しました。
- デビットカードなので、口座残高しか利用できない
- 考えて利用するので、使い過ぎの心配はない
楽天ピンクカードを利用すると使い過ぎる可能性もあるので、デビットカードでリスクを無くしました。
インターネットショッピングはauWALLET・LINEPayを利用
インターネットショッピングでの買い物も行いました。その際に利用したのはauWALLETとLINEPayです。auWALLETはauユーザー限定となってしましますが、プリペイド式のクレジットカードです。
国際ブランドは、「MasterCard」なのでネットショッピングでは困ることはありません。
また、LINEPayはJCBの国際ブランドなので、これもネットショッピングで困ることはありませんでした。
- ネットショッピングは、auWALLET・LINEPayを利用
- プリペイド式なので、チャージ額までしか利用できない
- 使い過ぎが心配な方にはおすすめなカード
- 各ポイントも獲得できるので、代引きよりもおトク
宅急便の支払いは、クロネコメンバーズカード(WAON)を利用
宅急便も利用しましたが、支払いはクロネコメンバーズのWAONカードを利用しています。
- メンバーズ料金で割引が受けられる
- 送付状も簡単に印刷可能
- 発送は営業所に持ち込み(割引があるため)
- 現金支払いよりも約300円おトク
通常907円かかる料金が562円になるので、345円おトクになりました。
Apple Pay(アップルペイ)にSuicaを登録!電車利用はSuicaで楽々
自動車の利用だけでなく電車もりようしましたが、電車料金はSuicaを利用しています。Apple Pay(アップルペイ)にSuicaを登録しているので、Suicaを利用して自動改札機でスイスイです。
もちろん自動販売機もCoke On!歩くだけでスタンプも貯まる
外出先での自動販売機も、先にお伝えしたマルチマネー対応自動販売機を利用しています。
画像は、Coke_onのアプリですが、商品購入だけでなく、ウオーキングで歩くだけでスタンプも貯まるので、とてもおトクですよ。
1月の検証結果、現金利用はゼロ円!100%カード利用で生活可能
ひと月の検証結果は、現金利用はゼロ円でした!その結果、100%クレジットカード生活を実現することができています。
- 今回利用したカード類で、現金利用はゼロ円
- 100%クレジットカード生活は実現できた
- ひと月だけなので、1年通しては不透明
100%クレジットカード生活での収支報告
利用カード | 設定額 | 利用額 |
---|---|---|
楽天ピンクカード 楽天Edyのみ利用 |
20,000円 | 3,252円 |
三井住友デビットカード LINEPay |
50,000円 | 41,981円 |
auWALLET | 20,000円 | 16,200円 |
nanaco | 5,000円 | 2,856円 |
クロネコメンバーズ | 3,520円 | 562円 |
Suica | 未定 | 400円 |
合計 | 98,520円 | 65,251円 |
この支出は家族2人暮らしの支出金額となります。また、電気代・水道代・ガス代・携帯電話代などは、楽天ピンクカードおよび銀行振替で別途支払いを行っています。
子供さんはいないので、若年層の家庭では無理があると思いますが、50代後半からのご夫婦のみであれば、条件を同じにすれば実現可能だと思います。
100%クレジットカード生活を実現するための問題点
1ヵ月間の検証では、100%クレジットカード生活は実現することができました。
ですが、検証中に色々な問題も判りましたので、そのこともしっかりお伝えしたいと思います。
都市部から離れると、マルチマネー対応自動販売機がない
検証中にお墓参りに行ってきましたが、お墓がある場所は田舎の山奥で、その地域の自動販売機は、マルチマネー対応自動販売機ではありませんでした。
つまり、今回はお墓参りの時に喉が渇いていても現金を使わないように我慢しています。
クレジットカード利用可能なショップ以外に行っていない
全てのショップが、クレジットカードに対応している訳ではありません。
ですから、喫茶店も普通の喫茶店でなくファーストフードのフランチャイズ店を、わざわざ選んでいます。
まとめると、カード利用が可能なショップを選んで生活した
- マルチマネー対応自動販売機を探して購入した
- クレジットカード未対応のショップには行っていない
- ショップを選ばないと、100%クレジットカード生活は実現不可能
このようなことが検証の中で言えますね。つまり、100%クレジットカード生活を実現させるには、自身がショップを選択しないとダメと言うことです。
なので、1ヵ月は大丈夫でも1年通してになると、かなり行動が制限されて自由な生活を送ることはできないと思われます。
結果として、多くはクレジットカード・電子マネーでカバーできても、現金も必ず必要であると言うことになりますね!
私の論文テーマでもある「キャッシュレス化についての日本人の思考」でも、キャッシュレス化に反対の方は約半数となっていますからね。
環境が整えば、100%クレジットカード生活は実現できるかも!?
今回、1ヵ月間100%クレジットカード生活が可能であるかを検証してみましたが、結果的には制約がかなりあると言うことが判明しました。
ただ、PayPayなどの手軽な電子決済が増えて行けば、全てのショップで電子決済が可能となり、100%クレジットカード生活が実現する可能性は高くなると思います。
それがいつやってくるのか?まだまだ未知数ですが、そう遠くはないと感じますね。
とは言っても、やはり現金がないと心配だったので、財布に現金を入れて生活はしてましたけど・・
100%は無理でも、70%クレジットカード生活は全然大丈夫だと思います。