無料で複数のETCカードを発行できる!おすすめの法人ETCカード

社用車にETCカードの導入をお考えの方はこちらへどうぞ!今回のテーマは、複数のETCカードを低コストで作る方法です。
経営者にとって経費節減は永遠の課題!社員用ETCカードにも、余分な費用がかからないのが一番ですよね。
でもよく調べずに申し込むと、思った以上にコストがかかる場合があるので要注意!
今回ご紹介するのは、クレジットカードを使ってなるべく低コストでETC法人カードを発行する方法です。
お仕事に車を使う経営者や個人事業主の方は、是非参考になさってくださいね。
ETCカードは法人カードで作るのがおトク!その理由とは?
お仕事に使うETCカードを複数発行するには、何通りかの方法があります。そして中でも一番リーズナブルなのが、クレジットカード会社から発行する方法です。
なぜこの方法が一番お得なのか、その理由をこれからご説明しましょう。
法人向けETCカードは大きく分けて3種類ある
その前に、今ある法人向けのETCカードの種類を見ていきたいと思います。
ビジネスに使うETCカードには、大きく分けて以下3タイプがあります。以下がその種類とそれぞれの発行元です。
- 【ETCコーポレートカード】:東/中/西日本高速道路株式会社
- 【法人ETCカード】:高速情報協同組合
- 【ETCカード(法人カード紐付き)】:クレジットカード各社
それぞれ発行元が異なりますが、3カードに共通するのは、いずれも料金が「後払い」だということです。
ETCコーポレートカードは大口利用専用
上記3タイプのうち、一番上のETCコーポレートカードは、多くの車両台数を抱える運送会社などが対象です。
このカードだと大口割引があってお得ですが、車両番号登録制なので特定の車でしか使えません。
一方で下2つは、どんな職種にも向くタイプで、異なる車の車載器でも問題なく使えます。
法人で作るETCカードには料金のかかるものもある
次に法人ETCカードの料金を見ていきましょう。下表にそれぞれの費用をまとめましたのでご覧ください。
ETCコーポレートカード | 法人ETCカード | ETCカード (法人クレジットカード紐付き) |
---|---|---|
・発行手数料 617円/1枚 ・年会費 617円/1枚 |
・出資金 10,000円/1社 ・発行手数料 540円/1枚 ・年会費 540円/1枚 |
基本的に無料 |
この通りカードの種類によって、かかる費用も違います。高速情報協同組合発行の法人ETCカードの場合、出資金だけで1万円必要です。
このお金は脱退時に返金されますが、これとは別にカード発行手数料と年会費が必要です。
クレジットカードで発行すれば費用がかからない
一方クレジットカード紐付きのETCカードなら、基本的に費用をかけずに複数発行できて断然お得です。
「基本的に」というのは、クレジットカードの種類によって費用が発生するケースもあるからです。
つまりETC法人カードに費用をかけたくないのなら、クレジットカードの選び方も大切だということですね。
法人ETCカードには法人クレジットカードが必要
ここで忘れてはいけないのは、社員用のETCカードを複数発行するには「法人クレジットカード」が必要だということです。
一般的な「個人向けクレジットカード」では、社員カードや社員用ETCカードは作れません。また社内共有で使えるETCカードの複数発行もできないのです。
社員やスタッフが使えるETCカードを作れるのは、法人クレジットカードだけなんですね。
それに法人クレジットカードには、カードによって様々なビジネスサービスも付帯します。
ETC利用以外にもお仕事に役立つ豊富な機能が使えるので、法人クレジットカードは経営者にはきっと頼りになるはず。
ETCカード発行までにかかる費用もチェック
ただETCカードそのものは無料もしくは低価格ですが、法人クレジットカードにかかる費用のことも考える必要があります。
法人クレジットカード新規入会から始めるとしたら、カード年会費のことも計算に入れておかねばなりません。
そこで法人カードを選ぶ際には、以下4点の必要経費をチェックするようにしてください。
- 法人クレジットカードの年会費
- 社員カードの年会費(必要に応じて)
- ETCカードの発行手数料
- ETCカードの年会費
後ほどまたご説明しますが、法人クレジットカードにはETCカードだけ複数発行できるものがあり、その場合は社員カードを作る必要はありません。
ETCカードが無料で複数作れる!おすすめの法人クレジットカード
それでは、社員用のETCカードを複数作れるおすすめの法人クレジットカードを3枚、厳選紹介していきましょう。
複数のETCカードを無料発行できる!JCBビジネスプラス法人カード
- ETCカードを無料で複数発行できる
- 年会費1,250円(税別)
- オンライン入会で初年度無料
- 社員カード 年会費1,250円(税別)
- 利用額に応じて毎月最大3%キャッシュバック
JCBビジネスプラス法人カードは、社員カードを作らなくてもETCカードを無料で複数発行できます。
社用に使う複数のETCカードだけが欲しいという経営者の方にはピッタリですね。
複数の法人ETCカードの請求は本カードに一括請求されます。
これだとETCカードだけなら何枚作っても、年会費は代表者分の1,250円(税別)だけで済みますね。
JCBビジネスプラス法人カードは自動キャッシュバックタイプ
またJCBビジネスプラス法人カードの大きな特徴は、交通費・出張旅費の利用分が、毎月最大3%自動でキャッシュバックされることです。
キャッシュバックの手順は以下①~③のようになっています。
②キャッシュバック率算定 0.5%〜最大3.0%
③翌月分の交通費と出張旅費分にキャッシュバックが適用
注意点は、月額利用が5万円未満の場合はキャッシュバックがないということ。またキャッシュバック適用は、翌月分の交通費と出張旅費に対してで、上限は15,000円/月です。
出張が少ない場合は、ポイント型のJCB法人カードの選択肢もありますよ。
JCBビジネスプラスゴールド法人カードもETCカードを無料で複数発行可能
- ETCカードを無料で複数発行できる
- 年会費10,000円(税別)
- オンライン入会で初年度無料
- 社員カード 年会費3,000円(税別)
- 豪華なプレミアムサービスが付帯
JCBビジネスプラスゴールド法人カードも、社員カードを作らなくでも、無料で複数枚ETCカードを発行できます。
ゴールド法人向けプレミアムサービスが充実
基本サービスについては、先にご紹介したJCBビジネスプラス法人カードと共通ですので、ここでは追加されるゴールド法人向けの特典をまとめてご紹介しましょう。
- 空港ラウンジサービス
- JCBゴールドグルメ優待サービス
- ゴルフエントリーサービス
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 航空機遅延保険(国内/海外)
- ショッピングガード保険(国内/海外)
この通り、ゴールドになると旅行保険その他付帯サービスが大幅アップします。
スタンダードのJCBビジネスプラス法人カードの場合、付帯するのは海外でのショッピングガード保険のみ、しかもその補償額は1/5です。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード
- ETCカードは年会費500円(税別) 一度使えば翌年無料
- 本カード年会費31,000円(税別)
- 社員カード年会費12,000円(税別)
- ETCカード最大5枚まで発行可能
- 限度額に一律の制限なし
- ビジネスに役立つ多数の優待
ETCカードの年会費は500円(税別)ですが、年間一度でも使えば無料ですので、実質的にはコスト0円ですね。
社員カード1枚に対して1枚のETCカードが作れる
ではこのカードで社員用ETCカードを発行する方法をご説明しましょう。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード会員になると、最大5枚までETCカードを作れますが、これは本会員名義で社員や役員には使えません。
社員用のETCカードを作るには、まず社員カードの発行が必要です。そしてETCカードは、社員カード1枚につき1枚発行できます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードには個人事業主タイプと法人タイプがあるので、それぞれの追加カードにかかる費用を下表にまとめました。
種類 | 追加カード | 追加カード年会費 |
---|---|---|
法人 | ・役員/従業員カード ・それに紐づくETCカード |
追加カード:12,000円(税別) ETCカード:500円(税別) 年1度使えば無料 |
個人事業主 | ・役員/従業員カード ・2親等以内の親族カード ・それに紐づくETCカード |
追加カード:12,000円(税別) ETCカード:500円(税別) 年1度使えば無料 |
社員カードを作るメリットは大きい
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードには数多くの特典やサービスが付帯します。
アメックスゴールドのステータスの高さは、ビジネスの信用には欠かせないものですし、ビジネスに役立つ特典も豊富です。もちろん社員カードにも同じサービスが適用されます。
空港ラウンジサービスを始めとするエアポートサービスは出張を快適にしてくれますし、また以下のような商談に使えるビジネスラウンジも利用できます。
ビジネスに役立つ多数の優待
- 四半期管理レポートが届く
- ビジネス代行調査サービス(5万円)が無料
- レストランやホテルを優待価格で利用可能
- 同伴者1名空港ラウンジ無料
- 海外旅行傷害保険最高1億円
- クラブオフ(福利厚生)VIP会員年間登録料無料
- 商談にも使えるミーティング・スクエア
- ヘルスケア無料電話健康相談
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードで社員カードを発行すれば、ETCカードだけでなく、こういった付帯サービスを社員で共有できるという大きなメリットがあるのです。
法人クレジットカードは経費削減や業務効率化に大変役立ちます。そんな法人クレジットカードの選び方やメリットをご紹介した記事もございますので、是非合わせてご覧くださいね。
個人事業主の方には、こちらの法人クレジットカードは事業主の強い味方!経費管理が劇的に楽になる記事がお役に立てると思います。
ETCカードに法人クレジットカードが本当に必要な理由とは?
でもここまでお読みいただいて、「社員向けのETCカードを作るのに、法人カードって本当に必要なの?」という疑問が湧いた方もおられるでしょう。
そこで最後に、その点についてもう一度詳しく解説したいと思います。
クレジットカードタイプの法人ETCカードは単独では作れない
先にご紹介したETCカードは、全て法人カード入会が前提で、これと紐づく形で発行する仕組みになっています。
発行はクレジットカード会員ならばいつでも可能ですので、必ずしも新規入会と同時でなくても構いませんが、法人クレジットカードに入会せず、ETCカードだけ単独で作ることはできません。
○ 入会後、必要になってからETCカードを作る
× クレジットカード入会せずETCカードだけ発行する
法人クレジットカードでETCを作るのが低コスト
法人カードを作りたくない、もしくは作れない場合は、冒頭でご説明した高速情報協同組合発行の法人ETCカードを作るしかありませんが、それには出資金という初期費用も必要です。
なるべくコストをかけたくないのなら、やっぱり法人クレジットカードに入会するのが一番なんですね。
個人クレジットカードにはできないことがある
でもビジネスを始めたばかりだと、まだ法人クレジットカードをお持ちでない方もいるかもしれません。
特に個人事業の場合、何もかもプライベート用クレジットカードで済ませている方がほとんどでしょう。
しかしお仕事の規模が大きくなってくるに従って、個人向けクレジットカードだと不十分なことが増えてきます。その一つが、複数のETCカードを作ることです。
個人カードで追加できるのは家族カードだけ
個人向けのクレジットカードでも、「家族カード」という形で追加カードを発行できます。そして家族カードに紐づく形で、家族分のETCカードを作ることができるのです。
家族カードは通常4枚発行できるので、それに紐づく家族名義のETCカードも、全部で4枚作れることになります。
家族会員 → 家族名義のETCカードを作れる
自分名義のETCカードを人に貸すのはカード規約違反
アメックスやクレディセゾンなど、自分名義のカードでETCカードを複数発行できるクレジットカードもありますが、これも家族や社員に貸し出すことはできません。
自分や家族名義のETCカードを社員に貸して使い回すことは、カード規約違反になるからです。
ETC法人カードはコストも考えてあなたの会社に合った選択を!
社員カードとETCカードをセットで発行するパターンのほかに、一度に複数のETCカードを発行できるカードもあります。
ビジネスに合う選択をすれば、経費節減や事務作業の軽減にもつながります。あなたもETC法人カードでワンランク上の経営を目指しませんか?
法人カードを選ぶ際には、使いやすさと合わせてコスト的にも折り合いのつく選択をしてくださいね。